お墓参りのまめ知識 | 作法
仏教では、死後の輪廻転生の世界として、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、そして天の六道があります。このうち餓鬼道に堕ちた者は、水を飲もうとして口まで持っていきましても、水は途端に火へと変わってしまいますから、常に飢えと渇きに苦しんでいると考えられています。そんな餓鬼を哀れんで水を施し与えようというのが、お墓のかけ水なんだそうです。お墓にかけた水だけは存分に飲めるとされています。こうした意味がありますから、お参りの際、かけ水は墓石の上からたっぷりとかけて施しましょう。
お墓参りには、これといった特別な作法はありません。墓に足を運んで、まずしなければならないのは、お墓をきれいに掃除をすることです。そして、線香、神仏を灯す灯明、また供花を供えます。墓の清めが済みましてからお墓参りをしますが、祖父、祖母、父、母、長男の順番となっています。まずは、水をかけて線香をあげてから合唱礼拝をします。このかけ水は、墓石を清めるという他に、仏教では亡き人に施す食べ物としての意味があって、あの世で飢え苦しみから救う役割があるとされています。
持っていくものとしては、数珠、線香、供花、ロウソク、マッチ、供えもの(故人の好物など)、掃除道具、ゴミ袋、手桶とひしゃく、植物用ハサミなどを用意しておきますとば十分でしょう。現代人は何かと多忙になっていますし、多くの場合、お墓が自宅から離れたところにありますから、お墓参りになかなかいけないということが多くなっています。お墓参りとは、ご先祖を感謝を示す気持ちです。
お墓参りに長い間行きませんと、お墓が落ち葉や砂埃、あるいは雑草で墓石が見えなくなっているといったことも考えられます。これでは、大切なご先祖も安心して眠っていられないでしょう。ですから、お墓参りになかなかいけないのでしたら、せめてお墓のお掃除に代行サービスなどを利用することをお勧めします。誰でも住んでいる場所や眠っている場所が汚れていますと、気持ちが良いはずはありません。
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